ナポレオンの49日行 十六巡目の一

 グーグルブロガーからのつづき

 調べてみると、ナポレオンには魔物が憑いていた。オロチであった。鬼はどうしたのかと問うと、逆巡りをした時にとれたのだという。やはりヨーロッパでの過去の自分との対面で、相当過去のツケが浮いてきていたのだろう。その調整をしてもらうことも含めて、逆巡り順巡りを二度ほどやってもらってやっと終了となったのであるが、その時の彼に三本足のカラスが見え隠れするので、そのことを問うと、それは若い時のスサノヲで終わっているとのことであった。彼は若いときに既に星レベルに上がっていたのである。
 二番目はクニトコタチで、その魔物は野心野望の野犬であるが、オオクニヌシの鬼がついている。何故だろうと確認してみると、フランク王国オオクニヌシを押さえ込んでフランス革命を達成していた、そのことに原因があるらしい。そのことが判明すると周辺に大きな動揺が起こったのであるが、こちらが気になったのは知識欲のカラスのことであった。
 そしてやっとその時に気がついた。彼はイタリア人だったのである。イタリア語は当然堪能であったが、フランス語を話していたので、イタリア人だということを忘れていた。彼もそのことに関しては知らん顔をしていたので、ついついうっかりそのままに過ごしていたのであるが、彼はイタリア語では相当の博識家で、自分の辞書に「不可能の字は無い」というのはそこからきていたのだった。

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