秘密儀軌ツアー 一ー26ーc13

 十三巡目の三
 niftyココログからのつづき

 とにかくナポレオンの四十九日はまともなものにはならなくて、突発事故ばかりが巻き起こる異常なものであった。六月十七日、十八日と進んでいったが、実質三十日のままで日が過ぎていった。その間彼らは自己確立のために狂い回る状況が続いていて、とても四十九日行に出かけていく余裕はないのだった。
 それでも彼らは正常化しようとする努力を怠らず、懸命に生きようとするので、こちらとしても見捨てることもできず、お付き合いすることになっていったのであった。そして六月十九日はまともな形での四十九日行となっていった。三十六日目ではあったが、実質的には三十一日目ということになっていた。
 その日は冥王星に行ってもらったのであるが、それはまるで佐田の確認作業のようなもので、ナポレオンの四十九日と言えるのかどうか、こちらとしてもよくわからなくなっているのであった。太陽系の異次元情報、あるいは各界の情報というものは、まったくと言っていいほどいいかげんなもので、正確なものはほとんどないに等しいので、どうしてもこうした調査が必要になるのだった。
 
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