秘密儀軌ツアー 一ー26ーc12

 十二巡目の三
 niftyココログからのつづき

 ナポレオンは、ぶすのアメリアよりも華やかなバンパイアの女のほうがいい、などと贅沢なことを言っていたが、アメリアのことが気になるらしく、まともになろうとはしていた。しかし五十体までが限度で、それ以上には戻れないでウロウロしていた。この段階ではこちらの言うことを聞かなかったので、結局エリゼ宮から元のバスチーユの牢獄へと戻されることになった。以前佐田がそこから出したことになっていたからである。
 バスチーユでは鼠が襲ってくるということで、それを嫌がって正常化し始めたが、そこを出ても宇宙監獄に入るしか道はなく、またまた月の監獄に送られたのだった。そしてそこから佐田の流刑地へ、そして佐田の奴隷監獄へ、さらには佐田の奴隷領域へと上がっていって、佐田の公共私有地に戻ってきたのは六月十二日のことだった。
 そこからまた四十九日行に戻ることになっていったのではあるが、それにはまだ足りないものがあるということで、仕組みの公式行事である色地獄宇宙で、佐田に対する負債を払わなくてはならなかった。そして佐田王街宇宙という高級ダッチドールの世界に、アメリアと一緒に送られていったのだった。
 
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