秘密儀軌ツアー 一ー26ーc8

 八巡目の三
 niftyココログからのつづき

 木星の過去の科学文明が天王星がらみになっていることの確認ができたので、次はそちらに向かってもらおうと思っていたのであるが、木星の後遺症がひどくてそれどころではない展開となっていった。
 木星は現在では旧体制のバーチャル宇宙の本拠地にされてしまっているようで、まともな太陽系の星ではなくなってしまっている。しかしここはまだレベルが高いほうで、穴が開いている衛星クラスになると、次元の落ちたおぞましい色地獄の拠点にされてしまっている。だから仕組みメンバーはそちらとのかかわりが持てなくなり、そちらの領域の確認もほとんどできなくなってしまわざるをえない。
 木星が旧体制のゴミ捨て場に拠点を置く二三才宇宙レベルのベースになっているらしいことは、あとになってわかってきたことであるが、廃墟無限の宇宙のゴミ袋のヘドロが大量に木星に沈み込んでいたので、それを掃除して帰ることになり、佐田を含めて三十分ほどかけて大掃除して帰ったのであったが、宴会のあとだったりしたこともあって中途半端だったようで、帰ってきてからが大変だった。
 
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