秘密儀軌ツアー 一ー21ーa

 またまた誰にも信用されないホラ話をしなければならない。佐田は異次元の「国際アーサー王学会」の主席会員なのであるが(ときどき追放される)、その席は処女王エリザベス1世のお力があるためでもある。女王とは長いお付き合いであるが、先日佐田のバアヤになりたいとの正式な通告があった。
 以前から仕組みに関心の強い方であられたけれども、「どろぼう佐田町」の一つで、アーサー王組の楽園の一つでもある理想郷に入り浸りになっておられて、どうしても出てきてはいただけなかった。出ようとすると厳しい妨害が入るためで、それを打破するために佐田のバアヤ職を提供し続けていたのであるが、なかなか受け入れてはいただけなかった。
 佐田のバアヤとは仕組みの戦士並みの職であり、旧体制と戦うためにはかなり有効な立場なのであるが、時期がまだ来ないということだったのだろう。それが今年の六月の十七日に受託の正式通告があったのである。そのとたんにイギリスはEUを離脱した。いったい何が起こったのだろうか?
                                                   次はニフティで。