北欧神話の秘め事 7

 エキサイトブログからのつづき

 いくら説得しても聞き入れてもらえないので、ヤンソン一家を佐田の宇宙公園に上げて、皆に検証してもらうことにした。佐田の見るところ彼ら一家は伏魔殿宇宙の行政府の中心にある近親相姦一家の人間版だと思われたからである。
 佐田に対する負債エネルギーで対応すれば、その操作は簡単にできるので、宇宙の正統派のメンバー方に確認してもらうことにして、その操作をすることになった。二十分の予定であったらしいが、十分ももたずに彼らは底闇へ落ちて行った。そのまま放っておいたところ、彼らは自力で無限回帰し始めて、ガニメデ三十段まで上昇して帰ってきた。
 宇宙公園でのみんなの鑑賞によって、彼らが正真正銘の行政府の近親相姦家族であることが証明されたが、そのことがあってから母親のシグネはフレイアを認め、佐田のバアヤになることを受け入れた。七月一日のことであった。ヒツジヒメは宇宙では代表のオオクニヌシ対応の場合は女権の長であり、父神対応の場合はネーヤ扱い、そして佐田がからむ場合はバアヤとなるのである。もちろん旦那のヴィクトルが面白いはずがないし、トーベの弟たちも不満のようであった。

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