始皇帝と金期気(きんごき) 24

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 研修所の仕事についていけないのは身体が弱いからだと思われたので、とにかく色街の仕事であるにしろ、身体を鍛えておいたほうがいいと思われるので、ベリーダンスのような色事に応用できる体操をしてみたらと言うと、それなら習わなくても身についていると言うので、やって見せてもらったら、なんとプロ級であった。
 色街に出かけてそれを紹介すると、皆が教えてくれと言い出す始末。客相手の仕事をさせるとSMの激しいものなので、客が逃げ出して仕事にならない。正統派向けの佐田王街は余分な性エネルギーを調整するための穏やかなものなので、とてもそうした異常性欲を満たすことはできない。
 金柑にしてみたところで自分の欲望を満たそうとするので、客が悲鳴を上げてしまうらしい。担当者が金柑の特技はもはや佐田王街レベルではなく、公式行事の恍惚死宴会向きだというので、そちらで働いてもらうことになったのだった。六月七日のことであった。

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