秘密儀軌ツアー 一ー26ーc11

 十一巡目の三
 niftyココログからのつづき

 新世界の科学は地球物質科学を中心にして、星レベルの術界、天王星(幽冥界)、月(冥界、魔神界)ということになるようであるが、旧体制的にはバーチャル宇宙のものが、地球、木星、衛星(月を除く)、彗星へと降りていくようである。ナポレオンにはバンパイア科学など妖怪科学とか、バーチャル対応室などの魔的な科学に対する関連施設の見学が課題とされていたようで、それら全部を巡り終えて三時半に戻ってきた。
 剣を掲げていたこともあってか無事に帰ってきたが、そのあとが大変であった。アメリアとの関係がおかしくなっていて、その調整がうまくいかないということで、明くる日の六月八日(二十五日目)は大混乱が巻き起こったのだった。しつこくつきまとって騒ぐので、ナポレオンはアメリアとは一緒に行きたくないと言い出していた。危険が大きいから残るようにとさとしても、どうしても行くと言ってしがみつこうとするので、四十九日行はナポレオンのものであって、アメリアのものではないということで、やむなく彼女をシシリー島の親元へ帰すことにしたのだった。
 コルシカ島のナポレオンの親元へ行って挨拶するとか、四十九日後の結婚式の準備などもあるだろうということで、彼女はやむなく引き下がったのだった。
 
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