南宮大社の御祭神 六

 gooブログからのつづき
 
 南宮さんの大慌てぶりはすさまじかった。突然消えたのは佐田が消したと思ったのだろう、佐田に対する反射攻撃がなされたらしい。そのとたんに南宮大社関連のメンバーがあっという間に消され、いったい何が起こっているのだろうと待機していると、間もなく消えた無源から降りてきた。訳がわからないので南宮さんに確認すると、自分ではないような気がするけれども、金塊は日銀が全部持って行ったのだという。
 どういうことかとその周辺の事情を確認していくと、日本政府や日銀が外国には回さないようにと言ってくるのだという。国家の立場としてはわかるけれども、仕組みの立場としてはあってはならないことなので、日銀に確認してみると、そちらに持って行かれた金塊も全部消えてしまっていた。
 お金の争奪戦は古来より万国共通のものなので、その動きは当然のことかとは思われたが、南宮大社に出現するのは、帰り道の科学に使われるためのものであって、一般経済のためのものではない。金塊が消えたのは、そのために使われるものではなかったことを証明している。
 
                     続きは明日。

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